はじめに。自律神経とは?
自律神経は不随意の運動をコントロールします。
呼吸、血液循環、消化吸収、排泄、聖書気宇、分泌線の働きを自動的にコントロールして、体内の環境を整える神経。
運動神経や知覚神経と違って、私たちの医師とは関係なく独立して働いています。
私たちが意識しなくても、呼吸をしたり、食べたものを吸収するために胃を動かし消化活動ができるのは、自律神経の働きによります。
実態がはっきりしない病気、自律神経失調症
誰もが知っている自律神経失調症ですが、実態がはっきりしない、明確な検査方法もないのです。
自律神経失調症という病名は、うつ病などと同じぐらい広く知られていますが、世界的には身体症状症や身体表現性障害といった病名が一般的です。
自律神経失調症の原因は、交感神経と副交感神経とのバランスの崩れと言われています。しかし現時点でも肝心の「バランスの崩れ」を証明する方法がまだないのです。これでは適切な病名はいいにくいですね。
ネットなどでは「自律神経の機能を測定できる」とか「自律神経失調症の重症度が分かる」という表現を目にしますが、せいぜい自律神経機能のごく一部が測定できるだけなので、とうぜん重症度を客観的に調べる方法もないのです。
ですので、自分自身で不調を感じ取り、対処することが大切です。

脳からの信号が脊柱を経由して各所に届くので、例えば、身体の部位別にみると以下のような症状が見られます。
ぜひご自身でチェックしてみてくださいね!
〔頭〕
頭痛、頭重感、のぼせ
〔目、耳、口〕
疲れ目、耳鳴り、口渇
〔喉〕
詰まり感、違和感
〔呼吸〕
息苦しさ、酸欠感
〔心臓・血管系〕
胸痛、胸部違和感、動悸、立ちくらみ
〔消化器〕
食思不振、吐き気、腹部膨満感、便秘、下痢
〔泌尿、生殖器〕
頻尿、残尿感、生理不順、陰部の痒み、インポテンツ
〔筋肉、関節、皮膚〕
肩こり、脱力感、多汗、無汗、皮膚の乾燥
〔手足〕
しびれ、冷え、だるさ
〔全身症状〕
不眠、疲労感、めまい、微熱、フラフラ感、ほてり
〔精神症状〕
不安感、イライラ、集中力低下、意欲低下、記憶力減退
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記事:自律神経を整える呼吸
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