こんにちは、ヨガインストラクターのトモです。
ヨガスタジオでは女性限定のところは沢山あっても男性専用はとても少ないですよね。
女性限定でなくても、男性の参加者の方が圧倒的に少ないという印象です。
なぜでしょうか。
私は最近、大人の女性に向けた、妊活・妊婦・産後の記事を書いているのですが、正直、その女性を大切にして欲しいのは、本人と同じくらい、周りの家族・男性であること思いました。
とは言え、男性だって仕事も忙しいし、自分の時間も欲しいはず。。。
そんな働き盛りの男性にこそ、“はつらつと毎日を過ごしてほしい”、“ヨガをお勧めできる!”、でも女性がやるヨガとちょっと視点を変えたほうが効果的かもしれないと思って、この記事を書いてみます。
ヨガで体が整えば、仕事のパフォーマンスも上がります。
オンとオフの切り替えが上手くなり、休日が更に充実したものになるかも!
ヨガで心が整えば、今よりもっと人間関係も良くなるかもしれませんよ^^

前置きが長くなってしまいましたが、、、早速本題に入っていきましょう!
ヨガとは?

ヨガの語源
ヨガの語源はユジュ。
「牛や馬に軛(くびき)をかける」という意味のサンスクリット語です。
軛とは、牛馬と荷台を「結合」する横木のこと。 絶えず激しく動き回る牛馬を私たち人間の心に喩え、その暴れまわる心に軛をかけるかのごとく、心を一点に結びつけて集中させる。
これがヨガ本来の意味です。
ヨガの歴史
ヨガの起源は約4500年前。体と心を結びつけ精神を安定させる修行法としてインドで誕生しました。
その後、西暦200年頃にインドの哲学者パタンジャリによって編纂された最も古いヨガの経典「ヨガ・スートラ」で8段階の具体的なヨガの実践方法が記され、ヨガは「心の動きを抑止すること」と定義づけられました。
詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
ヨガ哲学の基本、八支則
そして西暦1300年頃、それまでヨガの中心であった瞑想と座法に加え、アーサナ(ポーズ)と呼吸法(プラーナヤーマ)で構成されたハタヨガが大成し、教典「ハタヨガ・プラディーピカ」によって体系化されました。
ポーズと呼吸法と合わせ、意識と身体を一体化させるという、現在世界的に広がっているヨガの原型と言われています。
詳しくはこちらの記事も参考にしてください。
覚えておきたい、スポーツとヨガの違い。そもそもヨガとは?
ハタヨガの誕生から現在に至るまで、様々なヨガスタイルが派生し、約4500年前の発祥から絶えることなく、心と身体を整え健康で幸せな生活を送るためのツールとして、現代にも脈々と受け継がれています。
ヨガの目的
現存する最古の教本『ヨガ・スートラ』では「ヨガとは、心の動きを抑止することである」と記されています。
昔のインドの賢者たちは、心の乱れが引き起こす心の波を問題視していました。
それらを整えるためにはどうしたら良いのか?と考えた末にヨガ(アーサナ、呼吸法、 瞑想)が行われるようになりました。
ヨガ・スートラにも書かれているように、心をコントロールすることで、幸せに暮らすことができると考えられたからです。
私たちの心の動きは外部から何等かの刺激を受けた時にザワザワと波立ちます。
(怒り・悲しみ・不安、苦しみ、暑い、寒いなど)
ヨガとは、自分自身の心の動きを観察し、常に揺れ動く心の動きに支配されることなく、心と身体を一つに結びつけ、心の波を鎮めることです。
つまり、ヨガは大きく分けて3つの要素があり、❶呼吸を整え、❷アーサナを行い、❸深い瞑想をすることなのです。
男性が呼吸法を行うメリット・効果

呼吸とマインドは密接に関係しています。
緊張や怒りを感じている時の呼吸は、早くて浅くなり、リラックスしている時はゆっくりと深くなります。
ヨガでは、この関係に着目して、意識的に呼吸をコントロールすることで心をコントロールし、常に揺れ動く私たちの心を制御していきます。
シーン別で呼吸法が変わってきます。
- やる気を出したい時、頑張りたい時=カパラバティ
- バランスを整えて気の通り道を浄化=ナーディーショーダナ
- 大きく深い呼吸で体を内側からマッサージ=完全呼吸法
集中力アップ
「疲れて頭が回らない」「午後になると集中力が途切れる」などの悩みを持つ方は多いもの。
心身の不調は、仕事などでの集中力の継続にも影響を及ぼします。
ヨガは呼吸を整えることで自律神経を整え、集中力アップにも効果的です。
ヨガのバランスポーズなどは、自分のカラダに意識を集中していないと簡単にグラッとバランスを崩してしまうもの。
そのようなポーズで集中力を鍛えつつ、呼吸法で自律神経を整えて、いざと言うときに集中できるようなカラダ作りを目指せます。
男性がアーサナ(ポーズ)を行うメリット・効果
いろんなポーズをバランスよく取ることで、柔軟性が増し、丈夫でしなやかな体をつくります。同時に筋力がアップされ、身体の歪みも整えられることから、美しい姿勢を保つことができます。
体幹と呼ばれる深部の筋肉群が鍛えられる為、筋緊張や筋力低下による肩こりや腰痛、関節痛などの不調を改善します。
また、筋肉の伸縮と深い呼吸によって代謝が上がり血液の循環をスムーズにするヨガは、冷え、むくみの改善効果があります。
また、ホルモンバランスが整えられるので、生理痛、不妊、更年期障害などの改善にもつながります。
柔軟性アップ!

男性は、女性よりも比較的にカラダが硬い印象がありますよね。
それは男女の骨格や、ホルモンバランスの違いが理由のひとつです。
特に股関節まわりが硬い男性は多く、足が開きにくかったり、前屈がやりにくかったりするもの。
「前屈や開脚ができなくても特に問題ないよ。」と柔軟性に無頓着な方も多いですよね。
ですが、股関節の硬さは、将来的な怪我や腰痛、血行不良などの原因になってしまいます。
そのような理由から、男性こそヨガを習慣にすることで柔軟性をアップし、さまざまなカラダの不調を防ぎ、健康的に生活できるのです。
筋トレ効果
筋肉をつけるためにジムなどに通う男性は多いですよね。
実は、ヨガには全身の筋肉をまんべんなくつけてくれる筋トレ効果があるのです。
ヨガは、道具を使わずに自分のカラダの重みを負荷にして行う「自重トレーニング」の効果があり、筋力を高めたい男性にもおすすめできるものです。
呼吸法やスローな動きが特徴的なヨガでは、器具を使った筋トレでだけでは不足しがちなインナーマッスルを鍛えてくれます。
インナーマッスルの強化は、姿勢改善や疲れにくいカラダ作りにもつながるもの。
そしてヨガはカラダひとつで行えるので、器具がなくてもできるとても便利な筋トレなのです。
ヨガを継続すると筋トレ効果が得られ、若々しいカラダの維持につながります。
ダイエット効果
男性は年齢と共に、内臓脂肪が増えがちで、男性のメタボリックシンドロームは女性よりも多いのです。
女性の方がダイエットには敏感ですが、実は男性にとってもダイエットは大切なもの。
インナーマッスルを育ててくれるヨガは、内臓脂肪対策に適しています。
そして、呼吸法を用いたヨガのエクササイズは全身の血行を促進し、代謝を上げてくれます。
男性も日常的にヨガを続けることで、ダイエット効果が得られます!
趣味やスポーツの土台作りに

スポーツを趣味にされている方にもヨガがお勧めです。
私自身も、水泳や歌(関係あるの⁉︎と思われるかもしれませんが大ありです!)の向上のためにヨガをやっていた時期も長くありました。
その理由は、ヨガをすることで体の隅々まで自分の意識でコントロールする練習になるからです。
体力や、筋力があっても、それを古文でコントロールすることができなければ、宝の持ち腐れで終わってしまいます。
是非、ヨガをパフォーマンスを上げる土台づくりとしても楽しんでください!
ヨガには男性向けのものもたくさん!

女性向けのエクササイズというイメージが大きいヨガですが、ヨガは老若男女が楽しめるもの。
そして、男性向けのヨガも種類は豊富です。
アシュタンガヨガやパワーヨガ、ヴィンヤサヨガなどは、動的ヨガと呼ばれ、運動量が多いヨガです。
汗もかき、全身の筋肉を刺激してくれます。
他にもヨガのアームバランスポーズなどは、腕の筋力や体幹、バランス感覚を必要とするポーズで、筋肉量の多い男性の方が得意な場合も多いです。
メンズヨガなど、名前の通り男性をターゲットにしたヨガのレッスンも増えており、男性にとってもヨガはどんどん身近になっていくでしょう。
男性が瞑想を行うメリット・効果

私が男性にヨガをお勧めしたい一番の理由が瞑想です。
瞑想は一回行えばいいというよりも、毎日の習慣にして継続をすることで、効果が現れます。
意識的に呼吸を整え、自律神経に働きかけることで不安やイライラが収まり、ストレスが低減されリラックスします。
自己の執着や欲求、苦しさ、悲しみといった感情を客観的に捉えることができ、感情の乱れに動かされなくなります。
また、自分という唯一無二の価値観を理解できるようになり、どこまでも純粋に自分らしい人生を送れるようになります。
余談ですが、瞑想を取り入れている企業、有名人や経営者がとても多いことからもその効果を期待できますね。
- アップル創業者、スティーブ・ジョブズ
- マイクロソフト社の創業者、ビル・ゲイツ
- 京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者、稲盛和夫
- パナソニックの創業者、松下幸之助
- 政界では、ビル・クリントン
- アル・ゴア
- スポーツ界では、イチロー選手 …
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